ひと雨ごとに春めくころになりました。
3月1日(木)、平成29年度第66期卒業証書授与式を挙行いたしました。
准看護師を目指し、勉学や実習に励んだ卒業生が学び舎を巣立っていきました。
答辞:卒業生代表 中田 紗緒里
~前略~
六十六期二十名。それぞれ境遇や年齢の違いはある中で、互いに支え合い、ここまで来ました。集まれば自然と笑顔が生まれる、元気いっぱいのクラスでした。遠くから通ってくる仲間、仕事をしながら通う仲間、子育てや家事に追われながらも頑張った仲間。実習の休憩時、みんなの顔を見るといつもホッとしました。そして、誰かが落ち込むと、話を聴き、そっと寄り添い励ますことができる仲間でした。人に優しく、何かあれば団結し、一緒に悩み、共に道を照らし合った仲間とのお別れの時がきました。明日からは、それぞれの道を歩み始めますが、二十名の心はずっと一緒です。看護を志す者として学び、感じて得てきた今の看護観をこれからも一生かけて育てながら、明日への命の懸け橋になれるよう、これからも精進していきましょう。
在校生のみなさん、仲間は宝物です。お互いを大切に尊重し合って、相手を思いやり心を一つにして学校生活を送ってください。看護は、一人ではできません。個性的で価値観が違うクラスメイトが手と手を取り合うからこそ、これからの困難に立ち向かえることが出来るのです。そして、一生をかけて悩み、学び、続けるからこそ患者さんのそばに寄り添うことが出来るのです。乗り越えた先にはきっと、素敵な看護実践が展開されていると思います。どうか、自分を信じ、失敗を恐れず、これからも邁進されますことを祈っています。
最後となりましたが、浜田市医師会浜田准看護学校の益々のご発展とご臨席の皆様方のご健康とご多幸をお祈り申し上げ、答辞といたします。
その後、式終了後、卒業生一人づつ決意表明と感謝の言葉を、参列者にむけて述べていました。
今後、看護職として、また人として成長されることを心より願っております。